村の鎮守の神様
「大内辻堂」がある「大内」の集落には「大内神社」という神社があります。
せっかく近くまで来ているので寄ってみます。
「大内神社」は集落の真ん中あたり、山側(北)にあります。昔からの鎮守の神社という感じの静かな神社です。
「大内神社」をWebで検索すると、手前にある「大杉」のことばかりヒットします。
駒札によると、樹高36m、幹周8.03mだそうです。平地にあるスギにしては非常に大きなスギですね。
見上げるとこの迫力。
近くで見ていると上の方は全然見えません。
「大内神社」です。「大内」集落の「大内神社」というぐらいですから、集落の人も「大内」さんが多いのかな?
立派な神額。「正一位 大内 大明神」とあります。
手水鉢です。
「拝殿」です。だいぶんと古いですね。
詳しい創祀は不明ですが、天文15年(1546年)に社殿が焼失したとの記録が残っているようです。
現在の本殿は寛政6年(1794年)に造営されたものだそうです。
本殿の中までは見えませんでした。
この「大内神社」も時代劇の撮影場所として使われていたそうです。背景に山があってなかなかいい撮影場所ですね。神社の反対側にも土蔵があったりして、いまでも撮影にはもってこいだと思います。「大内辻堂」は周りが全然変わってしまって、時代劇の撮影に利用することは無理でしょうけど、「大内神社」は昔のままの佇まいを残しています。石垣に座ってぼーっとしていると、時間の流れが止まっているような感じです。
隣に児童公園のような一角があったのですが、ジャングルジムやブランコなどの遊具にすべて「キケン」の看板が付けられていました。少子高齢化で遊ぶ子供さんたちが少なくなり、財政もここまでは回ってこなくなったのなぁ。
東本梅町からは少し離れますが、この辺りでもう一つ撮影場所として利用されていた神社にも行ってみましょう。
アクセス
- 京都縦貫道「千代川IC」より車で25分程度