リニューアル・オープン
今回は、京都民にはおなじみの「新風館」です。元「京都中央電話局」。
2001年に商業施設「新風館」としてオープンしましたが2016年から休館して改装工事を行い、今年の6月にリニューアルオープンとなりました。休館してから4年もたつというこの事実にちょっと驚愕。
以前はいろいろな種類の店舗が入っていて、ショッピングや時間つぶしにはもってこいの所でした。ただ、当時はこの辺りには「京都文化博物館」か「マンガミュージアム」ぐらいしかなく、繁華街の「寺町」や「新京極」からわざわざここまで歩いてくるという人は少なかったです。なので、けっこう店舗の出入りも多く、それはそれで新しい店舗が楽しめました。どちらかというとカジュアルでちょっとチープな雰囲気のお店が多く、学生や若い人向けという印象でした。
現在は、三条通りにお店が増えてきて、「寺町」からお店を見ながらプラプラ歩いてくる人も多く、以前よりは集客が良くなっていることと思われます。
「姉小路通り」側(北側)から見た「新風館」です。
この雰囲気はなかなかのものです。
午前11時前のお客さんが少ない時間に撮りました。
すっきりとしたデザインですね。
中庭です。以前はけっこうだだっ広い「広場」だったんですけど、「庭園」に生まれ変わりました。
というのも、新風館の東側半分は「エースホテル京都」となったので、景観重視の為なのでしょうね。
手入れが大変そうですけど、きれいに生い茂ってます。
気持ち的にはのんびりできますね。
さて、ホテル、映画館、そしていろいろなお店が入っているのですが、お店はちょっと高級な店舗が多い印象です。わしのような庶民にはあんまり関係のないところが多いですね。なので店舗とかの写真は控えておきます。一度足を運んでご自分の目で確かめてください。雰囲気の良いお店がたくさんありますよ。
これが「烏丸通り」側(西側)から見た「新風館」です。京都民にとってはこの印象ですね。昔から変わりなくこの場所に存在する建物です。
やはりレンガ造りというのが決め手かな。レトロ感ちゅうか、郷愁をそそられる建物です。
窓枠なんかは、それとなく最新のものに変えられているんでしょうけど、全体的な印象は昔のままです。
説明板が壁に埋め込まれています。
近畿電気通信局管内自動式電話交換創始ゆかりの地
昭和3年 近畿における自動式電話交換が 京阪神地区の6局で開始されました
この工事は 大阪・神戸はH型方式 京都はA型方式で 大阪逓信局工務課を中心として関係部門職員の努力により同時期に完成させた当時としては画期的な大工事でありました
近畿電気通信館内の自動化完了の年にあたり 自動式電話交換開始50年を記念して設置します昭和3年3月4日 大阪中央電話局天王寺分局
大阪中央電話局 堀川分局
同 年4月1日 神戸中央電話局 湊川分局
同 年4月8日 京都中央電話局
同 年4月15日 天下茶屋郵便局 電話分室
住吉郵便局 電話分室昭和53年11月
昭和の初期までは四条通よりも三条通りの方が栄えていたので郵便や電話、金融は三条通りにひしめき合っていました。その後、交通量の増加に伴い拡幅できない三条通りは衰退し、道幅の広く取れた四条通りや烏丸通りの方が繁栄することになります。
アクセス
- 京都市バス「烏丸御池」下車、徒歩3分