7月1日(金) 晴れ 快晴!
またまた番外編です。
「他府県はいいから京都のことやれよ」というご指摘がありそうですが、とってもいい天気できれいな所ばかりだったので、せっかくですから紹介したいと思います。
今回は1泊2日でしまなみ海道から四国の瀬戸内を周ってきました。表題に「サイクリング」なんて書いてますけど、自転車で走ったのは「生口島」の中だけなのでお間違いなく。
さて、少し前から計画していたのですが例年梅雨でお天気が怪しい7月初旬。雨を覚悟して、晴れの日プランと雨の日プランを立てていました。結局は異常に早い梅雨明けで初夏のしまなみを堪能することができました。帰って来た後はまた梅雨に逆戻りのような天気で、本当に幸運に恵まれていたと痛感しています。
今回も写真が多いですのでパラパラと見流してもらって「しまなみ海道」の雰囲気を楽しんでください。
出発は5時
自転車を貸していただける「大三島」の「上浦レンタサイクル」が朝9時からの営業なので、Googleセンセに訪ねて朝5時に出発することにしました。
新名神、山陽道、しまなみ海道とスースーで渋滞なし。予定より少し早くつきそうなので途中の因島にある「大浜PA」で停まって「因島大橋記念公園 展望園地」に行くことにしました。
「大浜PA」でしまなみの地図に見入る。
今、車で渡ってきた因島大橋を見に行きましょう。
見えてきました「因島大橋」。「因島大橋」は尾道の向かい側にある「向島」から「因島」に渡る橋。
尾道から「向島」までは国道317号線の無料の橋がありますが、「向島」から次の「因島」には有料道路を使わないと渡れません。
時々車が通ります。でも朝の通勤時間帯というのにガラガラ。
自動車道の下側には、原付や自転車、徒歩で渡るための橋があり2階建て構造になってます。あそこ通ってみたいなぁ。
ここから渡って行くようですね。何かカッコイイ。
さ、車に戻って出発です。今いる「因島」から目的の「生口島」に渡るのですが、もう一つ先の「大三島」まで行きます。で、そこで自転車を借りて「多々羅大橋」をもう一度渡って「生口島」に戻ります。
つーことで「大三島」の「道の駅・多々羅しまなみ」に到着しました。ただ今8:45。ちょっと早かったかな。
どこにでもロードマップがあります。この向こう側が「上浦レンタサイクル」です。9時まで少し待ちましょう。
で、暇なので辺りをウロウロ...
なんやこれは?
「しあわせの鐘」だそうです。
せっかくですから嫁はんと二人で鳴らします。「ガ~ン ガ~ン ガ~ン ガ~ン ガ~ン ガ~ン ガ~ン ガ~ン ガ~ン 」。たぶん1回でええんでしょうけど...
さ、9時になったので自転車を借りて出発です。当初予定では2時間ぐらいでここに帰ってくる予定でしたが...
まずはあの「多々羅大橋」を越えてその先に見えている「生口島」に行きましょう。
レンタサイクルから自動車道のIC方向に少し戻ったところが自転車道の入り口です。
いきなり上りです。ぐは~。 電光掲示板「尾道まで39㎞」。
上から見る「サイクリストの聖地 記念碑」。
怒涛の上り。ひいこら、ひいこら... いきなりおケツが痛いよう。
橋の下まで来ました。
こっちは原付が橋まで上がって行く専用道路。走ってみたいなぁ。
ここで徒歩・自転車と原付は分かれます。
もう少しだよ~。
それ それ それ それ... ギイィコ、ギイィコ、ギイィコ...
上り切ったぞ~。 むっちゃ爽快!
おおおお、なんか、かっちょええ。
さすが瀬戸内、穏やかです。 そよそよと涼しい風が流れています。
来た来た来た来た。
「鳴き龍」です。 パンパン!! ... パンパン!! 戻ってくるよ。
真下に来るとむっちゃ迫力ありますね。 こんなもんよう建てたな...
これは車で走ってたら全然わからない大きさ。
さて、県境に来ました。広島県尾道市に突入です。
なんか感動。 わっほー!
もうじき「生口島」に上陸です。
サイクリングロードでよく見るマーク。
展望台が見えますね。行ってみましょう。
橋の終点につきました。 通常自転車は軽車両で\100-なんですけども、今は協賛企業のおかげで無料で渡れる期間です。 ありがたや、ありがたや。
展望台に来ました。 生口島の特産品、レモンのオブジェです。
機会があれば全部走ってみたいですが、体力全然ないので高低差のあるところは絶対無理です。
ちなみに今回お借りした自転車。 空色号。 だいぶんと使い古した車両ですが、絶妙に整備されています。後輪の7段変速もすべて使い切れるし、空気の入れ方も少々ブヨブヨですが、段差のあるところでパンクしない程度に保たれているようです。
さ、下の道まで下りていきましょう。
「多々羅大橋」と「大三島」。この橋渡って来たんですよ。ちょっと感動。
まわりはレモン畑。 「レモン谷」と呼ばれるレモンの産地です。
道の横に「レモンガチャ」発見。
ほんとにレモンが出て来るようですよ。
恐竜? なんか意味があるんかいな? 後で調べてみると「レモン怪獣」だそうです。
「国産レモン発祥の地」の碑。瀬戸田は明治時代からレモン栽培が盛んだったそうです。
気持ちよく坂を下って行きます。
一番下まで下りてきました。国道317号線です。ここから時計回りに「生口島」を一周します。
もうね、むっちゃ爽快! 海からの風がとっても涼しくて夏を感じさせません。こりゃええわい。京都の37℃からすると天国ですよ。
見えてきたのは「瓢箪島(ひょうたんじま)」。NHKの「ひょっこりひょうたん島」のモデルだとか。(ま、他にもモデルになったと名乗りを上げているところはたくさんありますが...)
だいぶんと「多々羅大橋」から遠くなってきましたよ。
やっぱり左回りで正解です。延々気持ちいい海岸道路が続きます。ほんでもって車がほとんど通りません。
ビーチにいきなり出現。「千里眼 “のぞいてみよう、瀬戸田から世界が見える。”」という「松永真」さんの作品です。「生口島」には「島ごと美術館」と称してあちこちに美術作品が展示されています。
ちっこいほうもカワイイですね。
到着したビーチは「瀬戸田サンセットビーチ」。
「平山郁夫」画伯がここで作品を描かれたそうです。島のあちこちでこの紹介碑が見られます。
ビーチの真ん中あたり。「島ごと美術館」の「空へ」という「眞板雅文」さんの作品です。
ビーチ沿いの道から国道317に戻ったところにある朽ち果てたバス。夜見たら怖そう...
道はいつしか県道81号線となっています。どんどん走って行きましょう。
ビーチの一番北の端です。「島ごと美術館」の「ねそべり石」という作品。「山口牧生」さんの作品です。
もう少し行くと突堤の崎に「うつろひ」という「宮脇愛子」さんの作品があります。上の線で出来たような部分がはっきり写ってませんね。望遠にしたらよかった...
またもう少し行くと広場に出ます。
ここには「島ごと美術館」の「波の翼」という「新宮晋」さんの作品があります。
海の中に...
で、どんどん走って行くと砂浜にお地蔵さん。一瞬「島ごと美術館」かと思ったのですが、本物のお地蔵さんでした。
ずっと海の方を見守っています。 今日はいい天気なので気持ちよさそうですが、嵐のときとかはかわいそうですね。
どんどん走っていると左側に見える「高根島」に渡る「高根大橋」が見えてきました。この先で道は右の方に曲がり、少し内陸の方に向かいます。
で、やってきたのが「しおまち商店街」。
そうそう、ここは尾道だったんですね。
おお、レモン色のポスト発見。
ちょっとお腹が減ってきたので「しおまち商店街」でコロッケを食べました。 おいし!
こんなにゆっくり回ってるのでもうすでに11時ですよ。 当初の予定では「大三島」に帰って昼食のお店に向かうはずの時間です。でも、いろいろ見られて、写真もいっぱい撮れて、海沿いの爽快な道さいこー。
で、「生口島」での一番の観光となる「耕三寺」に行きましょう。「しおまち商店街」のお隣です。
実はこの「耕三寺」、普通のお寺だと思ってあまり期待してなかったのですが、これがまた大間違い。『ガイドブックに載らない京都』としては、神社仏閣も入れておかないと...とぐらいにしか考えていなかったのですが、行ってみておったまげました。
「生口島」に来たら「耕三寺」は絶対に行っとくべし。ナニがナンでも。というか、「耕三寺」を見るために「生口島」に行くべし。なのです。
私が間違ってました。(つづく)
アクセス
- 生口島・・・しまなみ海道「生口島北IC」もしくは「生口島南IC」